#76 診断・評価はいいかげん

*少し突っ込んだタイトルですがあくまで自論です。

 

私のところへ相談に来て、「脊柱分離症」と言われました。とか「ヘルニア」と言われましたなどといった方が多数います。こちらはいつも鵜呑みにしないようにしていますがその理由は①自分は診ていないから分からない ②予想だけでしっかり評価されていない人が多いというのが理由です

 

 

以前話した方は、ヨガの先生に「脊柱分離症」と言われましたという方がいましたし、高校球児も腰痛でプレーできない時に「理学療法士の先生に絶対安静と言われました」と話していました。自分からみて全然そんな事なかったです。それぞれの診方があるので否定はしませんが鵜呑みにする事は危険です。

絶対安静といえば、それで悪化した時には自分の立場は守られますし、それで痛みの緩和を指導、ケアをすれば仕事になります。「絶対安静」は本当に簡単です。

しかし個人的に一番怖いのは痛みによる筋緊張で血液循環が低下して身体中に栄養・酸素が届かずに細胞の老廃物や二酸化炭素の交換がしにくくなる事です。

腰痛の場合大腿部の張りや筋緊張により、腰に負担がかかるという事は多々あります。そして例え分離症だとしてもそれが原因でスポーツができない、歩けないという事はほぼありません。どちらかというと二次的で他の部分で結果的に痛みが腰に来ているだけの状況ですね。

評価、ケア、修正を繰り返して改善・緩和されていきますから初期評価というのはとても大事です。評価を間違うと間違った事をしてしまい回復に向かってきません。忙しい人が評価や診断をしてしまった場合によくありますし、実際お医者さんでもMRIやレントゲンなどの画像診断だけで終わってしまう事が多いです。患者としても「もっとしっかり診てよ」って思う時ありませんか?整形外科でなくても、風邪をひいた時の診断で疑問に思った事あります。特に高齢者から話を聞くと「話を聞いてくれない」という人は多いですよね。

動かして、触って、診て何が全員なのか見極めて誰だってしてほしいですよね。