#77 整形外科との付き合い方

スポーツをやっていたら怪我をしたら整形外科に行く事があると思います。私自身もサポートするチームの選手も整形外科でお世話になる事があるので、その時選手には注意点をいつも話していますのでこのブログでもシェアをします

①全治はどのくらいか?

これは一般的によく聞く内容ですが、例えば骨折をして全治8週間と診断されたとしましょう。8週間後にレントゲンを撮って骨が治っていればOK?という意味なのか、骨が5週間で治ってリハビリに3週間費やして(5+3週)で8週間なのか。その場合どのような過程を経て、「復帰」になるのか。実は6週間であるべきところを余裕を持って8週間と言われているケースもあるのではないか?と感じる事があります。

 

②絶対安静は本当か?

絶対安静は安全で、アドバイスするのに最も簡単で再発のリスクがないためアドバイスするのに非常に楽です。骨折している場合は絶対安静かもしれませんが捻挫や慢性の怪我の場合は実は動かした方がメリットが高い場合があります。例えば捻挫した直後で安静にするのと、適度な負荷を掛けるのでは血流が代わりますし、また復帰のスピードも変わってきます。

③まつば杖は必要か、不必要か?

時と場合によります。怪我をした場合、骨が完治するためには不必要な負荷は避ける方が良いかもしれませんので患部を守る意味では必要です。しかしながら「負荷をかけない」という事は筋萎縮につながるかもしれません。バランスが悪くなるかもしれません。痛みへの感じ方、怖さが変わるかもしれません。メリットもあれば、デメリットも必ずあります。しっかり把握してからチョイスしましょう。

④次の受診日について

2週間後が受診日だとしたら、なぜその日なのか聞いてみてください。また検査をして進捗を確認するのだとしたら、その状態で良かったら次のステップは?悪かったらどうなる?など自分の怪我の回復に興味があれば自然と出てくる疑問ですが、言われた通り何の疑問もなく決めるのは自分の体にとって無責任ではありませんか?過去に骨折をした選手が毎日通って包帯を変えに来てください。といわれたケースがありました。自分からみて全くその必要はないと感じた事がありました。病院も商売ですから、患者が来院して利益が生まれますのでそうゆうケースがあるかもしれませんね。目的を持って通院しましょう。