コラーゲンサイエンスのセミナーに参加してきました
先日コラーゲンサイエンスのセミナーに出てきてCol(膠)&Gen (素になるもの)という語源からきているようですが「接着剤を作るもの」
といった感じでしょうか?
体内に10万種類あるタンパク質の3%程度がコラーゲンになっていて身体の細胞をバラバラにならないようにホールドしておく役割があります。
タンパク質の1種がコラーゲンです。
水分60%
タンパク質20%
からできていますがこの20%の中の30%がコラーゲンになります。
イメージよりも量がおおいですね。体重50キロの人なら3キロ程度ということになるのでしょうか。
皮膚40%
骨・軟骨20%
血管・臓器7-8%
骨の有機物は20%ですがその中の90%がコラーゲンになるので骨にとっても重要な要素だということがわかります。
加齢に伴い骨ももろくなっていきますがコラーゲンも原因の一つとは知らなかったです。
コラーゲンは3本のアミノ酸が螺旋状に組み合わさってできていて、これはほかのタンパク質にはないコラーゲンの特徴になっています。(綱引きの綱も螺旋構造ですがより強いものにするために螺旋なんでしょうか)
これが皮膚や骨などを支える素になっています。
皮膚には表皮、真皮、皮下組織とありますが、真皮に多く存在しています。ここは肌の弾力を司るところでコラーゲン繊維、エラスチンなどが存在しています。真皮の70%がコラーゲンでできています。
コラーゲンの間にはHA(ヒアルロン酸)があり水分を止める役割をしています。
骨のカルシウムの重要ですがカルシウムはコラーゲンに絡み合って付いています。コラーゲンが鉄筋でカルシウムがコンクリートになっています。骨のカルシウムはすごく大事ですが、それだけだと「支持」ができないので骨が成り立つにはコラーゲンも大事になってきます。
骨の役割でコラーゲンは「しなやかな骨」を作るために存在しています。
また血管もコラーゲンがあることで弾力性が維持されることになります。
①肌のハリや弾力、②目の老眼やかすみ目、③骨の老化を防ぐ ④しなやかな血管を作る ⑤健康な関節を作る
軟骨の主成分はコラーゲンで、これのおかげでスムーズは関節の動きができるようになります。
体内にはコラーゲンとヒアルロン酸が存在している。子供の時にはHA(ヒアルロン酸)が十分にあったのだが加齢共に減っていく。
コラーゲンもこどもは自分で成長するためにもコラーゲンを生み出してくれるが20歳以降低下していきます。
食べ物でも摂取できます。手羽先、とんこつ、ゼリー、プリンでも摂取できますが毎日食べられないし、カロリーや脂肪分も多く、消化吸収もしにくいです(分子量が大きいため)
体内では30種類のコラーゲンが存在しています。
1型は身体の中で多いコラーゲンの種類で皮膚、腱、骨に存在。市場に流れるコラーゲンはI型。
2型コラーゲンは関節の軟骨の主成分は網の目状に張り巡らされた状態。ヒアルロン酸とコンドロイチン硫酸(水分の保持と調整)と共に存在する。
3型
市場について
美肌1000億円(コラーゲン600億円、アスタキサンチン、ヒアルロン酸)
関節・骨サポート市場(760億円)そのうちグルコサミンは520億円市場。
各会社美容特許成分、配合特許を持っている会社が多いが魚から取られているものが多いそうです。そして「低分子」を謳っています。
しかし、分子が小さければいいのか?というとそうではいそうで、小さすぎると活用出来ないという状況になるようです。当然大きすぎてもダメですので適切な分子量というのがあるそうです。
1500-2500ダルトンが生体効率性的に最も理想だそうです
3000位で低分子というのが市場でもあるがさらに小さい分子ですが小すぎてもいけないそうですが、HA(ヒアルロン酸)、コンドロイチン硫酸もまた同じ大きさであるべきのが一番理想ですがどうやら市販のものにそこまでのテクノロジーがあるのかどうかは「?」です。