#64 45歳男性腰痛

ギックリ腰ってどうして起こるの?

ギックリ腰などの急性の腰痛は脊柱を安定できずに突発性の動きに対応できなくなり周囲の筋肉が強烈に緊張する事によって起きてきます。

個人的に重要だと思うのが股関節。

股関節で可動域が広くとる事ができればいいのですが、股関節の十分な動きが獲得できていない場合は近くの関節(例えば腰)が股関節の動きを補って動き出します。そして腰の負担が大きくなってきます。

結果的に腰に最終的な痛みが出てきますが、ひょっとしたら股関節の動きの低下が腰痛の引き起こしている可能性があります。

先日訪問された方もこのパターン。

腰が痛いのに、トリートメントを受けている場所は股関節で特にお尻の筋肉(深層外旋筋群)なのでなんで?って質問を受けましたが
説明をすると納得されて、実際にトリートメント後に確認してもらうとだいぶ改善されていました。

良くなったからといって、急激に動かし過ぎるとまた周囲の筋肉が緊張してしまうのでいつも最後には十分に注意をしています。

前にそれで時間をかけたケアが台無しになった事がありました。今後再確認して、再度ケアした部位を行う必要があるとは思いますが鍛えるべき筋肉が動くように教育させていきながら腰への負担を軽減させていく計画です

#61 20代女性 〜内転筋のスパズム〜

3年ほど前にギックリ腰をして、その後出産を経験して半年くらいすると右の股関節に痛みが出るようになり股関節が90度以上上がらなくなってしまったという本日のクライアント。

最初は腰の痛みを訴えていましたが話を聞き込んでいくと大腿部が持ち上がらないという事を話し始めました。

色々評価をしてみても関節を怪我している様子もなく、内転筋群のスパズムによって股関節屈曲ができなくて
それが長期間に及んでいた様子です

スパズムなので股関節周囲の筋肉のトーン(緊張)を低下させる事に集中しましたが
股関節の外旋筋群や腸腰筋が特に緊張が強く
モビライゼーションを入れながら関節の動きを取り戻していきました。

ずっと痛いので整体などでマッサージを受けたが全く変化が出ず、
整形外科で診断を受けても

画像診断を受けておじいちゃん、おばあちゃんと一緒に長時間待って結局痛み止めと湿布を渡されて
「ストレッチをしっかりしてください」としか言われないので諦めていたそうです

サッカーでもラグビーでも内転筋のスパズムというのは頻繁にある症状で何度もみた事をある症状です。

一般的に我々アスレティックトレーナーのできる事、専門としている分野というのは認識されていませんね。

痛いところを摩ったり、マッサージ&ストレッチだけ繰り返していても原因が他にある限り、改善する可能性は少ないかもしれません。

時間内で一気に股関節の可動域が向上するわけではありませんが
「ずっと動かなかったのに動くようになったー」と感動されていたので
まずはミッション・コンプリートです

アスレティックトレーナーという職業が少しでも認識されるようになるために結果を出して
感動してもらえてば認知だってされてくると思っています。

そのためにも日々練習で、勉強して結果を残す事が一番だと信じています!

KMAP Chiropractic & Sports Therapy

赤坂・早稲田のスポーツセラピー
快適に動かせる身体をいつまでも。

https://moveandtrain.com/contact

#59 転倒防止 ①甘いものを控える

年を重ねるにつれて転倒して怪我をする方が多くなってきています
転倒防止のためのトレーニングというのも注目を浴びるようになってきました。

足から得られる情報(インプット)が正確であればあるほど対応する動きも正確で確かなものになってきますが老化によってどうしても起こってしまうのが神経系のダメージ(神経の老化とでもいいましょうか)

コントロールを失うことは末梢神経系が老化する事を意味していて
これに対処する方法(抑制する方法)もまた存在します

足底は小さな神経が多く存在するところでその80%は振動(Vibration)を感知します
運動と感覚の機能を持つ神経では足の神経は別の部位に比べて
3倍もの感覚を司る神経が存在しています。


https://www.esciencecentral.org/ebooks/proprioception-the-forgotten-sixth-sense/foot-sensation-balance-and-proprioception.pdfより転載

①肌触り、②皮膚のストレッチ、③振動、④圧(強弱)の機能を持つ小さな神経は
全てまっすぐ立ったり、姿勢の維持、凹凸のある地面に対してコントロールしたり
地面のインパクトを吸収したりします

振動刺激を感じる事がインパクトを感知する事に繋がるために
前述した通り80%もの足底の感覚は振動に対して感知するものになります
日常生活の負荷をコントロールできる寿命を「運動寿命」と表現するとしましょう。
運動寿命が高ければ年を重ねても自分の体である事ができて、転倒もする事はありません。

その運動寿命を維持するために必要な事の一つに血糖値のコントロールが挙げられます。

血中の過度な糖分はフリーラジカル(AGE)に変換されて、神経系の電気信号の伝達を困難にします。また炎症を起こします。

あまいものを控える事は運動寿命を維持する上でとても大事な事になります。

どうしても食べたいという方は食前に桑の葉のお茶を飲む事の非常に良いそうです。

KMAP Chiropractic & Sports Therapy
赤坂・早稲田のスポーツセラピー
快適に動かせる身体をいつまでも。

#51 トレーニングしすぎによる代償について(スクワット)

S&Cのいないチームや自己流のトレーニングをたくさんこなす選手に多いことですがスクワットをたくさん行うことは良いことですが大腿部が発達しすぎて&優位になりすぎには注意が必要です

側方(前額面)の安定性がなくなり、外転に抵抗を加えた時に中殿筋に反応がでなくて大腿部(特に直筋、外側広筋)に反応が強く見られます(動画参照)

この状態だと左右の動きは非常に不安定になり、腰痛を訴える選手も多くでてきます

まずは筋反応を出して、過緊張の筋群(直筋、外側広筋)をリリースすることからはじめますが一回のセッションではせめて正しく筋反応が出て来る程度でそのまま競技に戻ってもOKということではありません。

段階を追って負荷をコントロールできるように教育する必要があります

KMAPスポーツセラピー早稲田出張所でも赤坂店同様このような代償運動を修正して筋反応が正しく行えるようなアプローチをしていきます

お問い合わせはこちら
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#50 クラムシェル・エクササイズ

《3S Training》~short simple straight~

臀部の外旋筋群のまた弱く弱化しやすい筋肉なので日頃から刺激を入れておきたい部分です。特に腰痛の方に処方することは多く、このエクササイズが出来てから他のエクササイズに発展させていくので基本的なエクササイズかもしれません

《やり方》横向きに寝て、足を横に開くだけです。

《コメント》

足を開くのが出来ない人は腰を開こうとしますので腰を開かず、股関節を開くのが結構難しかったりします。詳しくは動画でチェック

 

#39 治療よりも予防の時代

日本成人病予防協会の講演を聞いてきました
今までは深く考えてこなかった成人病ですが高齢化社会において結構重要な問題なんだなーと思わされる内容でした
現在国家予算96兆円の中で41兆円もの医療費が掛かっています。

現在の国民健康保険は
平成元年〜1割負担
平成6年〜2割負担
平成19年〜3割負担
となっていて2025年には52兆円医療費がかかり6割負担という方向に向かっているそうです。

糖尿病になると年間8.9万ほど医療費がかかり、高血圧での医療費が年間約6万円、脂質異常症でも6万ほどかかってくるので全て掛かると年間20万円程医療費がかかります。

国民の負担が3割から6割に増えるということは現在の倍になるということだから年間約40万円ほどの医療費になります。

30歳を超えたあたりから自分が健康でいることに物凄い意識を置くようになりました。

分かったのは特に日本人は事前予防とり事後対応の方が重要視します。

だから予防よりも治療好き。自分も怪我予防ということを専門にしていいますが治療が必要な時にはお金も労力も凄く掛かります。

怪我が2次的、3次的に発展していくので結局ものすごく時間もお金もが掛かります。

自分が元気な時には全く思いませんが、怪我や病気をした時に初めてその大事さを痛感します。
しかもこれからはお金がないと治療すらできない世の中になってきます。保険料を見直しますか??

そうじゃないでしょっ。予防しなきゃいけない。あまり気にしすぎもいけないかもしれませんが無頓着はいけないし、無知は絶対にダメ。

加工食品や添加物、農薬の影響で食べ物にも栄養素がほとんど含まれていないので、現在サプリメントも凄く売れているそうです。

サントリーはウイスキーの会社でしたが「セサミン」は会社を代表する売り上げになっていてサプリメントではダントツです。

薬をたくさん飲むお年寄りを見るより、運動したりサプリメントで予防を一生懸命する人をたくさんみたいですよね。

時代の変化なのか、健康の概念も物凄く変化しているので自分で守っていかないといけないって強く思います。

#36 好きなことは上達の秘訣

「好きこそ物の上手なれ」
という言葉がありますが、好きなことは一度知ったら忘れない、上達もすごく早いですよね。
例えば好きな人との会話の内容は忘れません。
好きなテレビゲームは数日寝ないでプレーしていてもすごく楽しいし、飽きることがありません。
好きなことをしている延長で勉強したり、仕事をしている人は成果がももすごく高いです。
反対に好きではないこと毎日やっている人は効率も質も非常に低いものになります。
やる気と栄養の関係
嬉しい時、ワクワクする時分泌されるホルモンで「ドーパミン」というホルモンは有名ですが、アミノ酸(タンパク質)からできます。
栄養不足でタンパク質の摂取ができていない人ほど分泌しなくてはならない時に作ることができないので
「興味が持てない」「怒れない」人は非常に多いです。
だからキレるとかそうゆう人が多いのかな。
たくさん良質な栄養を摂って、興味を見つけて、好きな部分を見つける。ものの上達には一番大事な要素かとおもいます