#82 習慣を質の高いものに変える

今年は学びの年にして今後につなげた方が良いってことなので少し興味の深いところから勉強していこうと思って時間をみつけてウェビナーを繰り返しみています。

「腰痛の一番の原因は脳にある」といわれていますが、実際に股関節のMobilityが低下していて腰周囲の筋肉がタイトになっているのは良くあります。

30分とか60分とかのセッションですべてを変えようとするのは当然無理で時間内に出来ることは非常に少ないので、自分の中で焦点になっているのは「セッション以外の時間をどのくらいクオリティの高いものにしてあげるのか」を意識しています。

椅子に座っている時間は人にもよりますが、デスクワークなら毎日8時間以上は座っているのではないでしょうか。(多分もっと)

椅子に座って長時間足を組んでいたりすれば当然そのように体は順応していくわけで、長時間のフライトの時にはよく機内を散歩してくださいとアドバイスもしたりしますね。実際には股関節の屈曲筋群は短縮位で、伸展筋群のコントロールなしに長時間座っていますから、股関節全体のコントロールは低下していきますよね。

屈曲筋群:恥骨筋、大腿筋膜張筋、短腓骨筋、長・大内転筋、薄筋、小臀筋、腰方形筋

伸展筋:大殿筋、大内転筋、中臀筋

 

Hu(2002)では大腰筋と他の屈曲筋群との働きの違いを示していますが、同側のstraight leg raise時だけでなく逆側のstraight leg raise時にも反応が見られるとしています。前額面のサポートとしての働きも大きいとしています。

これは先日受講したPRIのPelvic Restorationのコースにも繋がってきますが骨盤帯の構造や機能は複雑ですから30・60分程度のセッションではすべてを修正するのは当然無理なので優先順位を立てて、どのようにしたらセッション以外の時間のクオリティを上げられるのかって考えたら「座る姿勢を変える」とかアドバイス的なことになってしまいますね。

 

筋肉のコントロールを取り戻して、筋肉などの軟部組織の制限を可能な限り解除してあげることを繰り返し行って習慣になってきますからやっぱり普段の習慣をどのくらいクオリティを高いものに変えてあげるのかが重要かなと思っています。

 

上記にもありますが年末にPRIのPelvicのオンラインを受講しました。受けただけで使えないと意味がないので自分で練習したり実感していますが、エクササイズだけで修正できるのはやっぱり一瞬なので毎時/毎日継続して初めて効果がでるので自分のスタイルには適応できませんね。エクササイズを一つに絞って正しく、毎回やってもらえるように厳選しないと専門家ではない一般の方には難しいです。継続させるにはシンプルでないいけないのでエクササイズのキューイングを含めて自分でまずは実践中。

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