年配層の出張トリートメント/トレーニングを行うようになってから診ることが多くなってきたけど実際に脊柱管狭窄症に悩む人を目の当たりにすると健康な体ってのがどれだけ大事なのか身に沁みますね。
一生懸命に働いて定年まで勤め上げて、それでも働いてようやく第二の人生で今まで十分にできなかったスポーツ、海外旅行とか趣味の時間をたくさん持とう!と思っていたら脊柱管狭窄症で歩くこともままならず、
途中まで歩けても痛みが出るのが怖いから遠出はできなくて、第二の人生は治療ばかり・・
みたいな事になっている人が本当に多いみたいです。
スポーツの現場や若い人の周りにいたら全く気がつかないし、脊柱管狭窄症の人だってめったに見る事がない。
でも60-70代の人の輪に入ると結構頻繁に聞く単語です。
病院に行っても、15分ー30分くらいのリハビリで改善しているとは思えないし、本を読んでも名医にかかったとしても通い続けられるわけでもないし。など良く聞きます。
本当にお金が十分にないと治療すら受けられません。
そんな中で自分は何ができるのか?って考えるとまだまだ出来る事はあるよねって思います。
脊柱管狭窄症とは?
24個ある背骨の中を通る脊髄/神経が圧迫されて痺れや痛みを伴う状態です。
症状
腰で起きた場合ヘルニアがであれば、腰を丸めると痛みが起きて脊柱管狭窄症であれば、
腰を反ったときに痛みを伴い、腰を丸めた時に痛みが緩和されます。そのため自転車を漕いだりは問題なくできます。
痛みが出た後に休むとまた動けるようになるが痛みがでるのが怖くなるので長い距離を歩く事はできない方が多いようです
大事な事
問題なのは「痛みがでるような姿勢を取っている事」=「痛みのでる条件が整っている事」
身体は痛みがなくとも問題があると、周囲の筋肉などの組織を動かなくさせる事により患部を守るために短縮します。
思いっきり拳を握り続けると分かりますが、血流が止まるというか制限されるために周りの部分には酸素や栄養が行かなくなり、老廃物も抜けなくなり益々悪化して行きます。
こうなると時間がかかります。しばらく動かしていないガレージの車を治すようなもんでとても時間がかかります。
筋肉でも靭帯でも関節でも「軟部組織」は動かせるようにしていかないといけないし、動かしつづけないといけません。
例えば・・
「腰が反ると痛い」のでなくて反れないから痛くなってくる。
腰を反るのでなくて、頚椎、特に胸椎、腹部、股関節などが反れないから、
腰を無理やり反ろうとして負担が掛かりすぎます。
背中や股関節がそれるように前提条件を整えていくと腰に負担が減ってきますよね。
腰以外の部分をケアする事、機能改善させていく事で腰の負担が減って痛みの緩和につながる条件を整えていきます。
多くの話を聞いていると、病院や接骨院では痛い部分しか治療ができないために
対処療法的な感じで終わっているようですね。
こんな感じでお困りの方にもまだまだ我々にもできる事はたくさんありそうです。
数十年頑張って勤め上げてこれからたくさん楽しもうと思っていた
第二の人生ですから健康今まで頑張って働いた分楽しんでもらいたいですよね。