人の進化から見る歩行動作

4足歩行から2足歩行へ生物が進化する過程で最も大事な要素の一つは「飢餓」との戦いと言われています。

昔4足歩行が2足歩行に変化していった理由は効率良く移動して獲物を確保するため、そして手先の細かい動きが必要になり(マニピュレーション)ができるようになることで食べ物を確保してきました。

またたくさんの距離を移動しなければならないために移動するためにも効率の良い進化を続けてきました。

昔はマラソン以上の距離を獲物を追い続けて獲物が疲れ切ったところを襲い確保してきたようですが怪我をせずに動き続けられたそうです。(下記動画参照)

 

そして効率良く歩行をするために変化があったのは親指(1st Ray)です。

 

拇指が外転位から内転していき、ウィンドラスメカニズムで周筋膜(Perimysium)の弾性収縮能力を利用して歩行に効率化を作っていったのでは?と言われています。

 

そして2足歩行をコントロールしなければならず、脳への刺激とエネルギーが必要になります(酸素とグルコース)

たくさんの刺激が必要な中で重力もまたとても大事な刺激になり、2足歩行になるについて背骨のコントロールも課題になりました。

筋肉系の慢性的な傷害は重力のコントロールが上手にできないことが大きな問題としてあげられますので

動き(Movement)をコントロール下に置きやすいような状態を作ってあげるのがトレーニングや治療の目的の一つになりますがその様な動きを1日のうちにどのくらいしているかというとあまり多くありません。

・TVの時間:5 時間
・4-5キロのオーバーウェイト
 ・8000歩/日

動かないと筋肉は使われないし、使わない筋肉はどんどん減っていきますよね。

日常生活のなかでも偏った動きをし続けていると気がついた時には痛みや怪我の引き金になっています

 

人体600万年史(ダニエル.E.リーバーマン著)の中で「産業化革命の中で私たちが生きてく上で消費せざるを得ないエネルギーを着々と減らしてきた」とありますがそれがエスカレーター、食器洗い機、掃除機、洗濯機などが含まれます。数世代の中で生活習慣にも大きな変化を及ぼしているため、食べる量を大幅に減らすのか、もっと激しく運動するかで相殺しないと益々肥満は増えていきます。

 

人生100年時代で車の様に変えが効かない授かった身体をメンテナンスしていくのがこれからの生き方になってくるのではないでしょうか?

 

 

*早稲田/赤坂でスポーツセラピーを行っています。

✔︎ これから悪くなる前に定期的にケアを受けておきたい。

✔︎ 少し腰が・・、膝が・・、◯◯が気になりだしたという方

✔︎ 普通のマッサージや治療院では満足できなかったとい方

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info@moveandtrain.com /高橋

 

 

*トレーナー向けに足が全身運動に大きな要素を占めているというアメリカの協会のマスターインストラクターとして資格認定講座を開催しています。

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