勝手な個人的な発想ですが、選手や一般の方を診ていてもちろん自分はケア・プロバイダー側の人間ですからどうやったら希望に添えるのかを考えながら行うのが大前提です。あえて、「希望に添う」という表現にしましたが、痛みに悩んでいるという人や「予防をしたい」など希望は様々。
人によっては痛みに強い人、弱い人、くすぐったがる人がいる中でいつも同じテクニックや方法で行えるとは限りません。
痛くても我慢できる人は一生懸命頑張ってもらいますが、その人は「よくなればいい」と言います。
一方で「痛いくらいなら、このままでいい」という人もいます。
これはプロとしてやる以上両方に対応しなければならないと思っていて、(もちろん仕方ない時もありますが)相手の希望に添えない時には自分にはまだまだ修行が必要なんだと思うことにしています。
「えっ、何かやりましたか?!」という感じで何も感じずにトリートメントが進むこともあります。
「薬は苦いほうが効果的な気がする」というのは自分の考えですので、多少痛くても怪我や状態が向上するなら我慢はできますがそうでない人は工夫が必要。
例えばどうしても痛みを伴うケアというのは存在すると思っています。それが60分と続けはその人はグロッキーになります。(実践済み。笑)
すごく可哀想だけどそれでもよくなればという想いでしたが、これは全員に受け入れられるものではないです。
一回で魔法のように劇的に改善するということはほぼありませんので、数回続くケアは精神的負担のないように良ければ、毎回の向上・改善に楽しみが持てるようなものであれば、もっと相手との信頼関係も築くことができるはずで、「本当にありがとうございましたっ!!」が聞けるのかな。
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