足の怪我〜短腓骨筋〜

運動不足を解消しようと昔みたいにランニングを始めようと思って走り出したら足に痛みが・・・。

なかなか若い時のようにはいかないよなって思う人は多いかもしれません。

そんな中起きやすい怪我と対処方法をご紹介しています。

今回は「短腓骨筋の痛み(外くるぶしの少し上、後ろ)」について

 

腓骨筋とは?

この部分が着地から足が離れる瞬間にかけて痛み走る事があります。これは様々な原因が考えられますが、たくさんある足首の筋肉がうまく動いていなくてこの短腓骨筋にストレスがかかっていることは間違いありません

 

どうしたら良いの?

私が思うに考え方は2つあって「患部の状態をよくする方法」と「患部にストレスがかかる状態を変えてあげること」

2つ同時にやってあげたら改善が見えてくるでしょう。

「患部の状態をよくする方法」

炎症反応がないことを確認できたら動いていない患部を動かしてあげる事が大事です。ここは痛いところをマッサージする。

「患部にかかるストレスを軽減させてあげる方法」

これにはふくらはぎの筋肉や大腿部の緊張状態を軽減させてあげる事で患部に負担を幾分減らす事ができます

ストレッチポール(ローラー)などで痛いところを見つけて、痛みが減少するまで保持してください。(30秒から3分程度)その後角度や別のポイントを探して同じように一定時間保持してあげます。

ローラーがない場合はテニスボールや野球ボールでも構いません。

 

上記の2つは簡単にできる改善方法だと思います。これで少しでも軽減できなければお近くの専門家へ相談もしくはこちらへお問い合わせください。https://moveandtrain.com/contact

*少しずつ内容を加筆していく予定です。自分でもランニング時に痛くなった事がありますが地味に気になりますね。

#69 鵞足炎(がそくえん)について

鵞足とは?

膝の内側で慢性の痛みで3つの筋肉(半腱様筋、薄筋、縫工筋)が付着する部分でそこの炎症。なんらかの形で大腿部内側が過緊張してしまうと痛みを伴うことが多く”膝が曲がらない”と表現する人も少なくありません。

今のところ一番多いのは骨盤前傾位(anterior pelvic tilt)の状態だと股関節伸展で内側ハムストリングスが優位になる事が多く結果として痛みにつながってくるパターンを多く見ます。

治療をする時には患部の炎症がある場合は当然そこに対する対処はする必要がありますがそれ以外の部分に時間を割いたほうが会得かもしれませんね。

先日見たかたはゴルファーで「右打ちでフォロースルー時に右膝に痛みが走る」ということでしたので左臀部の外旋筋群のエキセントリック収縮がうまくできない状態でした。

この筋群の反応を出すだけでも痛みは消えましたが、その他回旋時に関わる全ての筋肉、関節の動きをチェックする必要があります。

きっと単一の機能不全だけではありません。例えば「足関節の水平面の可動性」、「膝関節の水平面の可動性」なども考慮しなくてはならないし、上肢の回旋もきっと制限がかかっているでしょう。

今の身体の使い方全てで痛みを引き起こしているので全てチェックして改善させてあげる必要があります。解決できた部分が多ければ多いほど鵞足にかかる負担は減るので(筋収縮のベクトルの変化により)回復が早く痛みの改善、緩和にも即効性が出てきます。

痛みを起こしている原因や要素をできるだけ多く潰す事が求められますし、もっと経験を積んで多くの臨床をとって改善のスピードを上げていきたいものです。

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#52 痛みの場所と原因

ランニングやマラソンをしている方も距離や走る頻度が多くなるにつれて怪我が増えてくるものです。そのために毎回のケアは適度におこなって欲しいものですが、今回は痛みの場所と原因は異なるかもしれませんよというお話。

一般的には膝、腰の慢性的な痛みが多いのでそこをトピックにします。

走っていて膝が痛くなるという事は一生懸命に練習している方なら経験する事もあるでしょう。その度に患部をさすったり、冷やしたりするかと思います。

例えるなら患部ばかりにするのは「雨漏りの穴をテープで留める」ようなもの

雨が落ちてくるのは一時的には止められますが根本の原因が他にきっとあるはずでそこを止めれば雨漏りは止まります。

我々がチェック(評価)しているのは痛みの患部ももちろんそうですが、体全体として見たときに、「何が原因で膝に痛みが出るのだろう?」という事。

膝の痛みで整形外科に行っても患部は見てくれますが、果たして股関節から、足首から与える影響まで診てもらえるでしょうか?

保険治療の範囲や時間的な制約を考えるとそこまでは難しいかもしれませんよね。

痛みが出たときはどうしたらいいの?

患部を診る事が悪い事ではなくて、患部だけを診る事は違いますよという話なので患部のチェックは専門の方に相談するのが適切でしょう。

一先ず安静にするのも正解ですし、急な痛みであれば冷やして様子を診るのも良いと思います。膝以外の股関節やふくらはぎのストレッチをして患部の負担が減らす事もできるかもしれません。

痛みがない状態で運動を継続する事ができれば最高ですが痛みとうまく付き合う方法を探すのも必要な事かもしれません。

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早稲田・赤坂で活動しています。アスレティックトレーナー高橋昌之, M.S , ATC, CES, 他