#76 診断・評価はいいかげん

*少し突っ込んだタイトルですがあくまで自論です。

 

私のところへ相談に来て、「脊柱分離症」と言われました。とか「ヘルニア」と言われましたなどといった方が多数います。こちらはいつも鵜呑みにしないようにしていますがその理由は①自分は診ていないから分からない ②予想だけでしっかり評価されていない人が多いというのが理由です

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#75 スポーツはメンタル

 今年の夏はスーパー猛暑のようですが早くもその厳しさを感じています。通常夏はクーラーを使わないで過ごせるのですが今年はさすがに違いますね。

今年は知り合いの高校球児をサポートさせてもらった関係で試合観戦に行きました。結果的に4回戦で負けてしまったのですが野球はフィジカルもそうですがメンタル面も大きく作用するスポーツだなあと改めて感じて、やはり当時の自分では1流の選手にはなれてなかったなあ実感しました。(今ならなれるかな??)

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#64 45歳男性腰痛

ギックリ腰ってどうして起こるの?

ギックリ腰などの急性の腰痛は脊柱を安定できずに突発性の動きに対応できなくなり周囲の筋肉が強烈に緊張する事によって起きてきます。

個人的に重要だと思うのが股関節。

股関節で可動域が広くとる事ができればいいのですが、股関節の十分な動きが獲得できていない場合は近くの関節(例えば腰)が股関節の動きを補って動き出します。そして腰の負担が大きくなってきます。

結果的に腰に最終的な痛みが出てきますが、ひょっとしたら股関節の動きの低下が腰痛の引き起こしている可能性があります。

先日訪問された方もこのパターン。

腰が痛いのに、トリートメントを受けている場所は股関節で特にお尻の筋肉(深層外旋筋群)なのでなんで?って質問を受けましたが
説明をすると納得されて、実際にトリートメント後に確認してもらうとだいぶ改善されていました。

良くなったからといって、急激に動かし過ぎるとまた周囲の筋肉が緊張してしまうのでいつも最後には十分に注意をしています。

前にそれで時間をかけたケアが台無しになった事がありました。今後再確認して、再度ケアした部位を行う必要があるとは思いますが鍛えるべき筋肉が動くように教育させていきながら腰への負担を軽減させていく計画です

#57 スクワット/デットリフトで腰痛になるケース①

デットリフトやスクワットの時に腰が痛くなってしまってどうしても
トレーニングが進まないと言う方が来られました

重量をあげると顕著に脊柱起立筋を使ってしまいそり腰になってしまい痛みを発生させますが、軽い負荷でスクワット動作をさせても
(痛みがないだけで)基本的に同じ動きをしてしまいます。

そしてスクワット動作をさせてみて「(足で)地面を強く押込む感覚」ができず、
当然イメージする事もできません

腹部の内圧をキープできない問題もありますが、今までの動作での内転筋や大腿直筋などの軟部組織が邪魔をしてしまい正しく動かす事ができない状態でいました

筋肉の収縮が正しく起きるようなアプローチをしてみると
だいぶスムーズに動作ができるようになってきましたが
足首のモビリティも悪く、足首の硬さを代償して
股関節がうまく機能していないという問題もまだあります。

本人も腰が張る原因が足首に問題があるというのにびっくりしていました。

一般的に腰が痛い場合は腰に問題があると思ってしまいがちですが
身体全体の統合運動なので悪い部分があると
そこを代償するように別の関節が動き出します。

まだまだ一般的には知られていませんが
少しでも問題と原因が別の部分にあるというのが
認知されると我々の仕事や職業も認知されてくるのでしょうね。