#43 リンパって何?

「リンパマッサージ」とか「リンパを流す」ってよく言いますがリンパって何ですか?という話です。

リンパとは?

血管から漏れ出た液(組織液)を吸収した液で①細胞成分(リンパ球)と②液体成分(血漿)からなります

ポンプ作用ができないリンパ管は筋肉や姿勢、重力に関係して蠕動運動を起こして確実に進みますが、血管とは異なるため少しゆっくりです。
血液の量が100とするなら10%程度が組織外となりその一部がリンパ液となります。
この液は全てが老廃物とはならずに免疫を司る白血球や異物、たんぱく質からなり細胞に栄養を送り、いらないものは排泄されます
リンパ節という警察署みたいところで集中攻撃により異物や細菌は除去されますがそのリンパ節が腫れるという事は相当なダメージを体は受けているという事になります。
徐々に追記していきますが免疫ってものすごい大事だと思うし、体調を崩してからでは遅い事ってありますよね。
改めて勉強してみようと思って免疫とリンパの本と2冊購入しました。
知れば知るほど、頭の中でイメージができるためにその大事さがわかります。
うちは有機野菜を買ってきてくれますが農薬カットをするパウダーを野菜を洗うときに入れると油が浮いてくるのでこんなにもたくさんあるのかーと思い益々気を使わないといけないなって思うようになりました。

#42 40肩、50肩

40肩、50肩と呼ばれるいわゆる「フローズン・ショルダー」
痛みは突然やってくるようです。
実際にクライアントを見てみると痛みは結構強烈で関節の制限がかかって
どうにもこうにも肩が上がらない状態になります。
だから腰を反る事で肩を上げてみたり、肩をすくめて痛みを守るように肩を上げる事で代償運動を起こして、
余計に痛みを作っていくケースも多く見られます。
個人的な見解ですが、痛みを伴うので肩関節周囲の筋肉が守るように(特に三角筋が)
硬直する事でインピンジメント症候群に発展するケースが多い気がします。
痛いからといっていくらもんでもいけないし、
週1でトリートメントしたところですぐに戻ってしまうので効果はみられません。
何をしたら効果があるのか?何をしたら悪化するか?
などしっかり把握した状態してから日々ケアするのが良さそうです。
自分でケアするなら?
基本的には温めたり、正しく動かす事が大事です。
無理に動かそうとすると代償運動につながりますので、
二次的な症状に発展していく事も多く見られます。

#41 脊柱管狭窄症について

年配層の出張トリートメント/トレーニングを行うようになってから診ることが多くなってきたけど実際に脊柱管狭窄症に悩む人を目の当たりにすると健康な体ってのがどれだけ大事なのか身に沁みますね。

 

一生懸命に働いて定年まで勤め上げて、それでも働いてようやく第二の人生で今まで十分にできなかったスポーツ、海外旅行とか趣味の時間をたくさん持とう!と思っていたら脊柱管狭窄症で歩くこともままならず、
途中まで歩けても痛みが出るのが怖いから遠出はできなくて、第二の人生は治療ばかり・・

 

みたいな事になっている人が本当に多いみたいです。

 

スポーツの現場や若い人の周りにいたら全く気がつかないし、脊柱管狭窄症の人だってめったに見る事がない。

 

でも60-70代の人の輪に入ると結構頻繁に聞く単語です。

 

病院に行っても、15分ー30分くらいのリハビリで改善しているとは思えないし、本を読んでも名医にかかったとしても通い続けられるわけでもないし。など良く聞きます。

 

本当にお金が十分にないと治療すら受けられません。

 

そんな中で自分は何ができるのか?って考えるとまだまだ出来る事はあるよねって思います。

 

 

脊柱管狭窄症とは?
24個ある背骨の中を通る脊髄/神経が圧迫されて痺れや痛みを伴う状態です。

 

症状
腰で起きた場合ヘルニアがであれば、腰を丸めると痛みが起きて脊柱管狭窄症であれば、
腰を反ったときに痛みを伴い、腰を丸めた時に痛みが緩和されます。そのため自転車を漕いだりは問題なくできます。
痛みが出た後に休むとまた動けるようになるが痛みがでるのが怖くなるので長い距離を歩く事はできない方が多いようです

大事な事

 

問題なのは「痛みがでるような姿勢を取っている事」=「痛みのでる条件が整っている事」
身体は痛みがなくとも問題があると、周囲の筋肉などの組織を動かなくさせる事により患部を守るために短縮します。

 

 

思いっきり拳を握り続けると分かりますが、血流が止まるというか制限されるために周りの部分には酸素や栄養が行かなくなり、老廃物も抜けなくなり益々悪化して行きます。

 

こうなると時間がかかります。しばらく動かしていないガレージの車を治すようなもんでとても時間がかかります。

 

筋肉でも靭帯でも関節でも「軟部組織」は動かせるようにしていかないといけないし、動かしつづけないといけません。
例えば・・

 

「腰が反ると痛い」のでなくて反れないから痛くなってくる。
腰を反るのでなくて、頚椎、特に胸椎、腹部、股関節などが反れないから、
腰を無理やり反ろうとして負担が掛かりすぎます。
背中や股関節がそれるように前提条件を整えていくと腰に負担が減ってきますよね。
腰以外の部分をケアする事、機能改善させていく事で腰の負担が減って痛みの緩和につながる条件を整えていきます。
多くの話を聞いていると、病院や接骨院では痛い部分しか治療ができないために
対処療法的な感じで終わっているようですね。
こんな感じでお困りの方にもまだまだ我々にもできる事はたくさんありそうです。
数十年頑張って勤め上げてこれからたくさん楽しもうと思っていた
第二の人生ですから健康今まで頑張って働いた分楽しんでもらいたいですよね。