裸足 VS 足の指

「裸足と靴を履いている状態だと足の機能が違う」なんて聞くことがあると思いますが実際はどうなのでしょうか?

現在EBFA(Evidence Based Fitness Academy」のマスターインストイラクターとしてセミナーの講師もしていますが足部の細かい感覚について話、実践をしています。

 

足部前部の問題は後部の問題よりも重大と考えられている中で靴が足の指に与える影響はどんな感じでしょうか?

足部の前面はFascia(筋筋膜)が蜘蛛の巣のように入り組んでいる中で神経、静脈などの走行が制限されると他の神経などにも影響を与えて、神経腫(Neuroma)やその他のタイプの痛みにつながってきます。
そうなってしまうと治療するのがとても難しくなってきます。
また歩行時(プッシュオフ)には地面に着地したと比べて2倍のエネルギーを放出しながら歩くので足の指が十分に機能を発揮する必要があります

靴を履いている状態と履いていない状態のレントゲンを見るとわかりやすい

↑「裸足の状態」では右足が中心に集まっていてスペースが狭くなっているのがわかると思います

↑ 左足はビジネスシューズを履いたときのレントゲン。右足は5本指のビブラムシューズを履いている時。

左足は狭くなり指の間隔が狭くなっているのがわかると思います。右足は逆に足部の間隔に広がりが出てきています。

 

↑爪先立ちをした状態です。しっかり5本の指で地面を蹴っているのが確認できます。

ビブラムシューズをお勧めするわけではありませんが靴が足の指に与える影響がわかると思います。

 

普段履いている靴を毎日履く事で足部の間違った位置が固定され習慣化されてしまう事が考えられますので足部を広がりを持たせるトレーニングも効果を発揮してくるでしょうね。

 

まだ参加可能です。

東京開催2月10日・11日

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